大谷暢順当財団理事長が5月1日、西脇隆俊京都府知事から京都府に於いて文化芸術の振興に多大の功績を残したと「みやこの文化賞」を授与されました。同賞は平成20年に設立され、大谷理事長の受賞が3人目。
　大谷理事長は、前人未到の偉業となるパリーのユネスコ総本部、ギメ美術館、パリー第7大学、イナルコ（仏国立東洋言語文化大学）等での仏語講演や阿波人形浄瑠璃、狂言等の上演、スリランカでの国際佛教博物館日本館の開館や津波追悼施設の建立と現地政府への寄進、さらには、京都市初の文学賞、ジャポニスム振興会の実施等、国内外の事業で日本の文化、精神の発展に大きく貢献したことから、今回の受賞となりました。
　授章式は京都府庁で行なわれ、山内修一副知事から表彰状と記念品が手交されました。
　大谷理事長は「半世紀以上に亘り、東山浄苑東本願寺から伝統の文化と精神を国内外で昂揚(こうよう)してきた。今後も世界に誇る日本の心を日本人自身が矜持を持って世界に伝えられるように努めたい」と喜びを語りました。