第9回 新作舞台劇「六道輪廻」公演
公演日程
日 時 | 場所 | 会 場 |
---|---|---|
平成21年4月25日(土)15時? /26日(日)14時? |
京都 | 東本願寺東山浄苑 |
平成21年 4月28日(火)19時? | 大阪 | サンケイホール ブリーゼ |
平成21年5月1日(金)18時30分? / 2日(土)14時? |
東京 | 東京芸術劇場 |
内容
サンサーラ館(輪廻の館)から解き放たれた登場人物たち。「人間界」には戻れず、人智を超えた世界「六道」を巡り廻る。そこでは、天上界と修羅界との抗争、そして、和解、妖怪と天童の戦い、などが繰り広げられる。「迷い」の中に生きる人間の本質を、佛教、古典芸能、そして、現代劇を交えて幻想的、且つ、雄大に描く刮目の新作舞台劇。
原作者
- 大谷 暢順(おおたに・ちょうじゅん)
- 昭和四年、京都市生まれ。東京大学文学部卒。ソルボンヌ高等学院卒。 パリー第七大学文学博士。京都外国語大学教授、名古屋外国語大学教授を歴任。名古屋外国語大学名誉教授。フランス政府よりパルム・アカデミック勲章叙勲。主著は邦文で『蓮如上人全集』『聖ジャンヌ・ダルク』『蓮如御文読本』『ジャンヌ・ダルクと蓮如』『戦場のジャンヌ・ダルク』『他力本願と私』『蓮如の御文』『蓮如上人・空善聞書』、フランス語で『親鸞聖人集』『御文を通じて見たる蓮如上人の教理と実践』『他人の顔』(安部公房著)など。
出演者
- 野村 万作(のむら・まんさく)
- 1931年生。重要無形文化財各個指定保持者(人間国宝)。 祖父故野村萬斎及び父故六世野村万蔵に師事。早稲田大学文学部卒業。 「万作の会」主宰。狂言の秘曲である『釣狐』の演技で芸術祭大賞を受賞した他、紀伊國屋演劇賞、日本芸術院賞、紫綬褒章、坪内逍遥大賞、朝日賞等、多くの受賞歴を持つ。国内外で狂言普及に貢献し、ハワイ大・ワシントン大では客員教授を務める。古典はもとより新しい試みにもしばしば取り組み、代表作に『月に憑かれたピエロ』『子午線の祀り』『秋江』『法螺侍』等がある。著書に『太郎冠者を生きる』(白水社uブックス)、『狂言三人三様・野村万作の巻』(岩波書店)がある。
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- 野村 萬斎(のむら・まんさい)
- 1966年生。野村万作の長男。祖父故六世野村万蔵及び父に師事。重要無形文化財総合指定者。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。国内外の狂言・能公演はもとより、シェイクスピア劇や映画・テレビの主演、古典の技法を駆使した作品の演出など幅広く活躍。2002年世田谷パブリックシアター芸術監督に就任後、古典芸能と現代芸術の融合を図った独自の企画で高い評価を得る。芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、 朝日賞等を受賞。著書に『萬斎でござる』(朝日新聞社)等がある。
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- 麻実 れい(あさみ・れい)
- 1970年宝塚歌劇団に入団。80年雪組トップスターとなり、85年宝塚退団。以降、「シカゴ」「マクベス」「メアリー・ステュアート」「双頭の鷲」「ハムレット」「蜘蛛女のキス」「二十世紀」「サラ」「桜の園」などミュージカル、古典、翻訳劇など多くの話題作に出演。最近では2008年 チェーホフ作「かもめ」 ピランデルロ作 「山の巨人たち」 にて活躍。 2004年ギリシャ・アテネの古代劇場、ヘロデス・アティコスで「オイディプス王」。2006年には英国ロイヤルシェイクスピアカンパニーに「タイタス・アンドロニカス」で、また、2007年には米国NYを含む東部主要都市を「AOI / KOMACHI」で巡演する。読売演劇大賞最優秀女優賞、菊田一夫演劇賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、毎日芸術賞、朝日舞台芸術賞など受賞多数。2004年芸術選奨文部科学大臣賞、2006年紫綬褒章受章。
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- 若村 麻由美(わかむら・まゆみ)
- 無名塾出身。NHK連続テレビ小説「はっさい先生」のヒロインに選ばれデビュー。エランドール新人賞を始め、紀伊国屋演劇賞個人賞、日本アカデミー賞優秀助演女優賞、ギャラクシー賞個人賞など多数受賞。表現のジャンルを超えて異彩を放つ実力派。今年のドラマは「新・科捜研の女」「刺客請負人」大河「篤姫」他。現在「セレブと貧乏太郎」に出演中。近年では映画「蒼き狼~地果て海尽きるまで」「神様のパズル」他。舞台「カリギュラ」や能舞台での一人語り芝居「平家物語の夕べ」で新境地をみせた。来秋、能登地震復興支援ロングラン公演「マクベス」に出演。女優業のほか、自身の山村留学体験を活かして水文化委員や富士山清掃隊長を務め、環境問題に取り組んで10年。
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- 主催・制作
- 本願寺維持財団(当時:現一般財団法人本願寺文化興隆財団)
- 後援
- 文化庁、大阪府(京都・大阪公演)、大阪市(大阪公演)、
京都市(京都公演)