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「襖からくりと阿波人形浄瑠璃-日本の伝統と先端技術-」「ユネスコ無形文化遺産 祭と和食-日本の美と心-」報告


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当財団(理事長=大谷暢順本願寺御法主台下)は9月23、24の両日、ユネスコ総本部第1ホールとパリ日本文会館(ともにパリ市)で「ユネスコ無形文化遺産 祭と和食-日本の美と心-」「襖からくりと阿波人形浄瑠璃-日本の伝統と先端技術-」を開催しました。日本の芸術、学術、思想等の文化、精神と先端技術の粋を邦楽コンサート、仏語による講演、人形浄瑠璃と襖からくりの公演で紹介。来場したフランス人等計1,300人から感嘆の声が次々と寄せられ、日本の文化、精神の真髄をパリから世界に伝える大きな成果を残しました。また、このもようはNHKのBSワールドニュースで全世界にも放映されました。

BtoBで徳島の魅力紹介

 本事業の共催は、ユネスコ日本政府代表部、参議院日仏友好議員連盟(山谷えり子会長)、徳島県、後援がフランス政府文化省、在フランス日本大使館等で、「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金」(J-JOD)と国際交流基金助成金を得て実施しました。
 9月23日は、開場前にフランスのメディア、食品、観光のバイヤー等約30人を集めて、徳島県の食と観光、伝産品を紹介するBtoB商談会を会場前のホワイエで実施。徳島県庁職員がVRゴーグルによる観光案内、徳島県産のゆずやわかめ、日本酒、藍染等のプロモーションを行いました。


感銘与えた仏語による台下の講演
 
 ロシア、バチカン、シンガポール、中国等の各国大使や職員、フランスの文化人、メディア等1,100人でほぼ満席となった会場は、大谷祥子当財団参議等による祭囃子・邦楽コンサートで幕開けしました。祥子参議は箏(こと)、三味線でバイオリンと共演。スクリーンに歌詞を映す等の演出とともに「蓮如音頭」「吾妻獅子」「上弦の曲」を賑々しく演奏しました。
 山谷同議連会長、オードレ・アズレユネスコ事務局長、山田滝雄ユネスコ日本政府代表部大使の祝辞、挨拶の後、日本から駆けつけた山口俊一衆議院議員、稲田朋美衆議院議員が紹介され、大谷理事長の講演に移りました。
 大谷理事長は、フランス語でユネスコ無形文化遺産・日本の祭の初出を『古事記』の「天岩戸神話」であるとして、日本人の精神の原点を紹介。祭の語源やそれが育んだ日本各地の文化や芸術、芸能を説明し、感銘した聴衆から大きな拍手が沸き起こりました。


デジタル「襖からくり」海外初公開

 フランス初公演となる重要無形民俗文化財「阿波人形浄瑠璃」(徳島県)の解説、実演では、徳島県内にある約40神社の「農村舞台」で神仏への感謝、祈願を以って400年間演じられてきた歴史、日本人の信仰を色濃く残す芸術性を、4Kデジタルの映像にした「襖からくり」の特色等とともに説明しました。
 公演は五穀豊穣を祈る演目「式三番叟」で始まり、「壷阪観音霊験記 壷阪寺の段」と続きました。物語は、盲目の夫・沢市が毎夜、出掛ける妻のお里に他の男ができたのではと疑いますが、お里はこの3年間、沢市の目が治るようにと壷阪寺へ夜参りしていたと打ち明けます。邪推を恥じた沢市は、滝壺に身を投げ、お里も夫のあとを追います。しかし、2人の信心と夫婦愛を聞き届けた観音菩薩の仏力(ぶつりき)により、息を吹き返し、沢市の目も開くと言うあらすじです。


コンテンツに仏語字幕 感動の人形浄瑠璃

 能や歌舞伎、漫画、柔道等から日本文化に関心を持つフランス人ですが、この人形浄瑠璃を観劇して彼等がかつて見たことのない、仏法によって固く結ばれた夫婦の絆を描いた日本人の精神世界の真髄に初めて接し、譬(たと)えようのない感動を覚えたのです。
 また、上演終了後、多くの参会者から日本人の仏法信仰の深さについて感懐や質問が次々と寄せられました。こうして、本催事では教育・文化の国際的な殿堂であるユネスコから世界に向けて、日本の文化の深層を伝える事ができました。
 また、人形浄瑠璃の舞台背景をからくり仕掛けで変化させる装置「襖からくり」を4K映像でデジタル処理した作品も海外初公開し、伝統芸術と先端技術の融合が注目されました。


1,300人が日本文化に感嘆

 閉演後、各国代表部大使やフランスの文化人等を集めたパーティーでは、衆議院議員の山口、稲田両氏が本事業の成果を讃えて挨拶。ホワイエでの徳島県のプロモーションでは、徳島県の日本酒の試飲、藍染等の地産品や観光を紹介し、地方創生につなげました。
 このもようは、NHKのBSワールドニュースで全世界に放映されたほか、徳島県の地元紙、大手旅行会社のホームページ等でも取り上げられました。また、自民党の機関誌『りぶる』にも掲載される予定です。


仏初公開 阿波人形浄瑠璃に歓声

 翌24日は、約150人のフランスの若い世代が集い、阿波人形浄瑠璃の千秋楽公演をパリ日本文化会館で行いました。樋口義広在フランス日本大使館公使、杉浦勉パリ日本文化会館長の祝辞、挨拶の後、徳島県庁職員による徳島の食、伝産品、観光の説明会、阿波人形浄瑠璃のレクチャー&デモンストレーションを行いました。
 公演では「式三番叟」に続く「えびす舞」で、えびす様がフランスの菓子マカロンを釣り上げ、フランス語で「セ・シ・ボン」(とても美味しい)と喜ぶと、会場から爆笑がおこりました。最後の「壺阪観音霊験記 沢市内の段」等では、日本人の仏法によって結ばれた夫婦愛が再び紹介されました。


『古事記』から日本人の精神を解明した大谷理事長の講演


賑々しく祭囃子・邦楽コンサート


山谷えり子参議院日仏友好議連会長の挨拶


メディア、バイヤーにBtoBプロモーション


仏教信仰が題材の「阿波人形浄瑠璃」公演


約1,100人が徳島県の日本酒を試飲


徳島県の魅力を伝え、地方創生に寄与


パーティーに出席した山口、稲田議員、台下、山谷会長、山田大使 (左から)



パンフレットの全項を掲載
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