日本とフランスの文化交流に多大な足跡を残したとして、大谷暢順本願寺御法主台下(当財団理事長)が令和4年8月
10日、林芳正外務大臣から外務大臣表彰を受けた。
同表彰は、国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人、団体を称えるもの。
式典は外務省講堂で行われ、表彰状と記念品が林外務大臣から贈られた。台下は「昨年のフランス政府からのレジオンドヌール勲章受章に続いて、半世紀以上に及ぶ私の日仏文化交流の努力が成果を見たことを誇りに思うとともに、感謝の気持ちでいっぱい」と述べた。
台下は東京大学文学部、同大学院を経てソルボンヌ高等学院卒、パリ第七大学で文学博士を取得し、半世紀以上にわたって日仏文化交流に貢献。京都外国語大学と名古屋外国語大学教授としてフランス文学の普及に努め、ジャンヌ・ダルク研究の第一人者としても名高い。
また、『ジャンヌ・ダルクと蓮如』等、フランス語による著書も多数あるほか、パリのユネスコ総本部、ギメ美術館、パリ市第4区役所、パリ大学等でフランス語での日本文化の講演、外務省との共催による狂言や人形浄瑠璃等の催事、更には日本人で初めてフランス国営TV番組でフランス語による日本文化の紹介等も行ない、日仏両国で日本とフランスの文化の昂揚に努めている。
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