平成25年度経済産業省「クールジャパンの芽の発掘・連携促進事業(プロデューサー人材派遣事業)」採択事業として平成26年2月25日、パリのプランタン百貨店で文化レセプション「クールジャパン 日本人の智恵」inパリを開催しました。
参加者は限定招待制にし、日本とフランスのVIP、ファッションデザイナー、有力メディア等約150人が集いました。協力は京都市、京都国立博物館で、後援が在フランス日本大使館。
鈴木庸一日本大使が祝辞を述べた後、大谷暢順当財団理事長(代読・大谷飛鳥当財団常務理事)と竹内佐和子国際交流基金パリ日本文化会館長が、「ミニシンポジウム」と題し、日本の文化と精神をフランス語でそれぞれ解説しました。
三味線、尺八、ピアノによる邦楽・洋楽のコラボレーション「ネオ・ジャポニスムコンサート」と続き、当財団が京都市、京都国立博物館等「オール京都」の叡智の協力で制作した日本人の文化、精神の淵源を紹介するDVD(音声仏語)を上映しました。
最後に京都の伝統工芸品(呉服、和傘、組紐)にフランス人デザイナーMarion Vidal氏の感性を加えて開発した作品のプレゼンテーションを実施。世界的な評価を受けるアニメや漫画等、クールジャパンの基底を成した日本文化、日本人の精神を紹介し、「メイドインジャパン」のブランド力を高めました。
また、3月1日から5日間、Marion氏の作品がパリファッションウイーク(パリコレクション)に出展され、パリ・ヴァンドーム地区で展示されました。作品とともに日本文化を紹介するDVDが注目され、世界的なファッション誌『エル』『マダム・フィガロ』『14 September』等のメディア、現地デザイナー等から問い合わせが相次ぎました。
このほか、国内では3月12日から28日まで東京の伊勢丹新宿店で本事業の作品が展示、販売されました。
- 参加企業・近江屋の着物をアレンジしたドレスのファッションショー
- 日本人の精神をフランス語で紹介する大谷飛鳥当財団常務理事
- 鈴木庸一在フランス日本大使の祝辞
- 竹内佐和子パリ日本文化会館長も日本文化を解説
- 邦楽・洋楽のコラボレーション「ネオ・ジャポニスムコンサート」
- 京都の伝産品をアレンジしたデザイナーのMarion氏による作品紹介
- 日本人の智恵を説明するDVD2作の上映
- 会場で披露されたMarion氏の作品
- 会場で披露されたMarion氏の作品
- フランスの各VIPが集ったプランタン百貨店のレセプション
- パリファッションウイークにも作品を出展
- 国内でも作品を展示、販売(於東京・伊勢丹新宿店)