日本、スリランカ両国の佛法、並びに、佛教文化の興隆、並びに、両国の友好親善に多大な足跡を残されたとして、大谷暢順当財団理事長が平成21年5月19日、スリランカ政府から表彰されました。
大谷理事長は、スリランカの津波犠牲者への追悼、佛法による被災者の精神復興を期し、羅災三回忌にあたる平成18年、バーミヤン・ブッダ像を擁した津波本願寺佛舎を、日本政府の支援のもと、津波被害の最も激しかった南西部ペラリアに建立、同国政府に寄進しました。
その落慶法要は、同国首相ら閣僚が参列するわが国初の国家式典として厳修され、平成19年には、同国政府から聖地として認定を受けて、国内外から多くの参詣者で賑わう文字通り、国際的な佛教聖地として崇敬を集めています。
このほか、世界遺産の佛教遺跡・アヌダーラプラの修復、さらには、日本政府外務省、世界遺産・佛歯寺とスリランカ政府の要請を受け、佛歯寺国際佛教博物館日本館の展示も引き受けました。
式典は、奇しくもマヒンダ・ラージャパクシャ・スリランカ大統領が約三十年間にわたった国内のゲリラ掃討に勝利宣言を国会で行うという転悪成善(てんあくじょうぜん)の記念日に執り行われました。
国家の慶事と大谷理事長への賀儀が重なる一大勝縁には、同国政府閣僚や日本大使、佛歯寺僧侶等が出席。大谷理事長の偉業を讃えて、スリランカの大統領や首相、西部州知事らから記念品、そして、祝辞と謝辞が贈られました。