大谷暢順当財団理事長は平成19年12月9日、京都迎賓館(京都市)でマヒンダ・ラージャパクシャ・スリランカ大統領に帰敬式を執行しました。帰敬式は、門信徒が深く佛教に帰依することを誓う儀式。現職大統領に帰敬式を営むのは、大谷理事長が本願寺800年の法統の中で初めてとなりました。
国家元首として来日したマヒンダ大統領は東京での日本政府閣僚等との懇談後、大谷理事長との面談を京都で切望。併せて、熱心な佛教徒であるマヒンダ大統領は大谷理事長から帰敬式を受式することも懇請していました。
式典ではまず、大谷理事長を導師に勤行、東本願寺東山浄苑から御移徙(ごいし)した御本尊に大統領やスリランカ大使等が拝礼しました。
続いて、大谷理事長が大統領の頭部に模造の剃刀をあてる帰敬式が厳粛に執り行われました。
大統領は深く謝意を述べて、大谷理事長へ記念品を贈呈。大谷理事長もこの勝縁を記念して特別に作った修多羅袈裟(しゅたらげさ)を大統領へ手渡し、お互いに笑顔で佛法興隆について語り合いました。
- 本願寺史上初の現職大統領への帰敬式