堂宇【どうう】/施設案内
古都京都。数々の歴史を刻み続けた東山三十六峰に連なる六条山。平安のいにしえには、花山法皇が咲き誇る山吹や藤を愛でられたと伝えられます。
この六条山に昭和四十八年、創建されたのが東山浄苑東本願寺です。
深い歴史と豊かな自然に包まれ、八百年に及ぶ本願寺の法統を受け継ぐ東本願寺東山浄苑。日本の精神文化発展に寄与する多彩な文化事業の行うこの一大聖地は、すべての人の「心のふるさと」です。
壮大なスケールを誇る納骨墓所「東山浄苑」は、宗旨・宗派を問わず、どなたにも広く開かれ、納骨堂は3万基の納骨壇を安置し世界最大の聖地です。四季折々に美しく、豊かな自然の中で、毎日朝夕欠かさず本堂でお勤めを行います。
東山浄苑 東本願寺
春、苑内に千本の白梅・紅梅の花が馥郁と香り、続いてヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラが風情を競います。夏は、新緑に覆われて、ヤマツツジ、キリシマサツキが鮮やかな花の絨毯をひろげ、秋は、中秋の名月と紅葉。そして冬は、時に雪景色となり、苑内は一面の銀世界と化します。
苑内の東側には庭園「響流庭-こうるてい」があり、古来の名石と謳われる「加茂七石」と「水琴窟」を配しています。