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報恩講【ほうおんこう】

報恩講【ほうおんこう】

報恩講【ほうおんこう】(11月27日、28日)

報恩講は御開山親鸞聖人の御命日11月28日と、その前夜27日より一昼夜お勤まりになる法要です。浄土真宗は親鸞聖人【しんらんしょうにん】によって開顕【かいけん】され、蓮如上人【れんにょしょうにん】によって開立されました。そして本願寺25世大谷暢順御法主台下によって、東本願寺東山浄苑が開かれたのでした。
 親鸞聖人、蓮如上人が命を賭して広められた佛様のお言葉こそが「南無阿弥陀佛と称名念佛せよ」と仰せられた本願念佛の御教えであります。 今生のこの私達が、称名念佛によって浄土往生が定まることをお説き下さった親鸞聖人のご苦労によって、皆様のご先祖も先立たれご後進も、東本願寺東山浄苑との御縁に結ばれるという尊くも深い佛縁によって導かれたことを深く感じます。

 親鸞聖人のご苦労を偲びつつ、阿弥陀如来の一切を救うという大慈悲と、その大慈悲への皆様の御先達による導きに、報恩感謝する大切な法要です。 報恩講には、全国の本願寺宗門僧侶が参集し法要が営まれます。
 27日は結願逮夜が勤まり、その後御俗姓・御文拝読、改悔批判【がいけひはん】、御伝鈔拝読【ごでんしょうはいどく】と続きます。
 翌28日は、結願晨朝【けちがんじんちょう】、結願日中【けちがんにっちゅう】が勤まります。特に、結願日中には、本願寺でしか勤まらない坂東曲【ばんどうきょく】が勤まり、多くの参詣者を魅了します。法要後は、御法主台下の御親教【ごしんきょう】が行われ、僧俗とも供に感謝と報恩のひとときをお念佛と共に過ごします。 最後に、門信徒、壇籍者と共に御講果非時【おこうはてひじ】を頂き、食を通じての佛恩に報謝いたします。

*御講果非時【おこうはてひじ】 法要後に頂く食事を「お斎【おとき】」と言いますが、初期の佛教教団では食事を正午までとし、正午以降の食事は「非時【ひじ】(食する時に非ず)としました。御講果非時は、この講(集会)によってもたらされた佛果を語らう場としての食事ということで、台下より命名されました。


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令和4年度報恩講行事予定

■日時
令和5年11月27日(月)~令和5年11月28日(火)

■法要
・報恩講 結願逮夜【ほうおんこうけちがんたいや】
  -「御俗姓御文」【ごぞくしょうおふみ】拝読
  -改悔批判【がいけひはん】
  -「御傳鈔」【ごでんしょう】拝読
・報恩講 結願晨朝【ほうおんこうけちがんじんじょう】
・報恩講 結願日中【ほうおんこうけちがんにっちゅう】
  -報恩講私記【ほうおんこうしき】
  -「嘆徳文」【たんどくもん】拝読
  -坂東曲【ばんどうきょく】
・御法主台下御親教・復演
・御講果非時




お問い合せ先:東山浄苑東本願寺 尚書(総合受付)

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