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第8回活動報告

人参・ピーマンの収穫、堆肥作り、報恩講の御斎で用いる野菜の説明

平成241118日(日)

≪あみだ様に「南無阿弥陀仏」≫


 11月も後半になり、寒い日が多くなってきました。
秋のお楽しみの一つ、東山淨苑のもみじも黄色や赤色にきれいに色づき始めました。
寒さに負けず、今月も親子仏法の集いに元気な子どもたちが集まりました。

≪本日の御法話 「ナカと赤い玉」≫

 花岡大学氏の著作「ナカと赤い玉」を読みました。

 「ナカと赤い玉」は優しく強い心をもった少年ナカとお坊さんのお話です。

 「この世で尊いものは、清らかで美しい心だけ」というお坊さんのお言葉が、子どもたちの胸にひびきました。

≪苑内案内 「報恩講(ほうおんこう)」≫

 東山淨苑では、11月27、28日に「報恩講(ほうおんこう)」を行います。
11月28日は浄土真宗を開いた偉いご僧侶、親鸞聖人(しんらんしょうにん)の御命日です。
報恩講は浄土真宗にとって非常に大切な仏事ですので、本堂の御荘厳も大きく変わります。
上の写真を見ると、御佛花がとても大きくなっていますよね。他にも掛け軸なども変わります。

 東山淨苑の報恩講では、東本願寺にのみ口伝で伝わり、本山でしか勤まらない「坂東曲」をお勤めします。
これは、親鸞聖人が越後へ流罪になった時の様子をあらわす力強い声明です。貴重な法要ですので、ぜひとも御参詣ください。


≪人参とピーマンの収穫≫

 7月に種をまいた人参が大きく育ち、いよいよ収穫の時を迎えました。
スーパーで売られている人参には葉っぱがついていないので、葉っぱのたくさんついた人参の生える様子を子どもたちは珍しそうに観察していました。

 葉っぱの根もとを握りしめて、力いっぱいに抜くと…
とっても太く、しっかりと育った人参が顔を出しました!
子どもたちは人参を抜くのがとても楽しかったようで、一生懸命人参を探していました。

≪堆肥作り≫

 春夏にたくさんの植物を育てた畑ですが、冬の間に栄養をたくわえるため、堆肥を作ります。



 まずはたくさんの落ち葉を集めます。



 次に落ち葉と米ぬかを土に混ぜます。



 その上に土をかぶせます。

何ヶ月かたつと、微生物の力で落ち葉の形はなくなり、栄養たっぷりの土が出来上がるんですよ。

≪人参の御供え≫

 収穫した人参をあみだ様にお供えします。
「こんなに大きな人参を収穫できました。ありがとうございます。」の気持ちを込めてお参りしました。

≪報恩講の御斎で用いる野菜の説明≫

 報恩講のお斎(おとき=昼食のこと)で頂く野菜について学びました。
お斎は一汁三菜を基本に、野菜の煮物や和え物が中心の献立です。
食材のほとんどは各門徒が作っている野菜で、それを持ち寄り、みんなが集まって料理をします。

 東山淨苑でも報恩講の日に仏恩報謝団が集まって、報恩炊会を行います。
食事を通して生きる喜びと感謝を感じましょう。

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