第5回活動報告
枝豆の収穫・チューリップの球根あつめ・スイカ割り
平成21年8月23日(日)東山浄苑 戌亥の間に集合! 仏さまにごあいさつ~法話
今月も親子仏法の集いの日がやってきました。 東山浄苑 戌亥の間は、夏ということで海のようにお飾りしています。その後、今月の法話です。 「利益の賭け(りやくのかけ)」というお話を聞きました。
「むかしむかし、若いお侍さんが清水寺に詣でる途中、 美しい娘さんを見かけてお手紙を出すようになりました。
しかしなかなか返事が来ず、お侍さんは暇つぶしに 賭け事をして遊ぶようになりました。 ある日お侍さんは、運が悪いことに、その賭け事で大負けしてしまい、 たくさんのお金を勝ったお侍さんに渡さなければいけなくなります。 そこでお侍さんは、『もう渡せるものはありませんが、私だけが知っているとっておきの話を 教えるということでどうだろうか?』と相手に持ちかけます。 『わかった、それでいい、話してみなさい』 と言われたお侍さんは、 『実は、三日間で清水寺へ二千回お参りするといいことがあるのだよ』 と嘘の話をします。 しかし勝ったお侍さんは、 『よし、ではおまえも一緒に清水寺へお参りしよう!』 と言い、二人でお参りすることに・・・。」 さてさて、何かいいことはおきるのでしょうか?お侍さんの恋はどうなったのでしょうか?畑で枝豆を収穫しましょう
それでは、さっそく畑へ移動します。 今日は畑で、5月の親子仏法の集いのときに植えた枝豆を収穫します。畑でチューリップの球根あつめ
ひき続き、畑でチューリップの球根をあつめます。春にとてもきれいに咲いたチューリップ。 球根はまた植えて下さいね。来年の春が楽しみです。おまけ ~いまの畑のようす~
6月の親子仏法の集いで植えたさといもは、 こんなに葉が大きくなっています!

苑内案内と・・・夏だ!スイカ割りだ!
畑での活動は今日はここまで。建物の中に入って、今日は東山浄苑の 「納骨御仏壇(のうこつおぶつだん)」についてみなさんに紹介します。 東山浄苑には二万以上の納骨御仏壇があります。納骨御仏壇の中は、 お荘厳(おしょうごん、仏具でお飾りすること)されています。 まず、すべての納骨御仏壇にあるものは何でしょう? そうです、御本尊(ごほんぞん、阿弥陀(あみだ)さま またはお名号(みょうごう))ですね。 浄土真宗ではこの阿弥陀さま一佛(いちぶつ)をタノミます。 また、お名号には「南無阿弥陀佛(なむあみだぶつ)」と 書かれていて、これは「阿弥陀さまに帰依(きえ)します」 という意味です。ほかには、土香炉(どこうろ)、金香炉(きんこうろ)という
お香をたくための道具があります。
お香はわたしたちの体臭を消して心身をしずめる働きがあり、
人々に広く行き渡る阿弥陀さまのお徳をあらわしています。

泥の中に根を張ってそこから栄養をとりながら、清く美しい大輪の花を咲かせる蓮(はす、このことから蓮の花を悟りという真実のみ教えに例えています)をご存じですか?この蓮を本当は年中お仏前にお供えしたいけれども、そういうわけにはいきません。そこで、作り物のお花を代わりにしているのですね。
今、説明した「鶴亀」・「花瓶」・「香炉」の三つの道具を「三具足(みつぐそく)」といいます。これは基本の仏具です。 「鶴亀」の灯は仏様の智慧(ちえ)を、「花瓶」の花は仏様の慈愛(じあい)と忍耐(にんたい)をそれぞれ表し、「香炉」の香はお参りの人の身を清めると言われています。 他にもいろいろな仏具がありますが、みなさん、ぜひ自分の家の納骨仏壇や本堂の仏具をまた見てみて下さいね。 いよいよスイカ割りの時間です!スイカ割りをするのははじめて、というお子さんが多かったですね。 こんなに大きなスイカ、割れるかな?まずはお姉さんがお手本を!目隠しをして、いざ! 「そこそこ!」どこにスイカがあるか、教えてあげてね。 いよいよお子さんたちが挑戦! 「やあ!」「よいしょ!」スイカが大きくて、なかなか割れないよ~! 割れた~!みんなでがんばりました!「いただきます!」 つめた~い!じぶんたちで割ったスイカはおいしいね! お腹いっぱい、「ごちそうさまでした!」今日の収穫を仏さまにお供えしましょう
最後に、戌亥の間へ戻って、今日とれた枝豆、チューリップの球根を仏さまにお供えします。 お供えものは、お姉さん手作りのかわいい箱に入れました。中にはぎっしり! 代表のお子さんが、「念仏」の歌の中、お供えします。 お供えした枝豆などは、お下がりとしてみなさんにお持ち帰りいただきました。 今月の活動は以上です。 みなさんにまた来月お会いできるのを楽しみにしていますね! はじめてのお子さんもお気軽にご参加ください。 お待ちしています!番外編:8月15日(土)こども盆灯会のようす
東山浄苑・盂蘭盆会期間中の8月15日(土)夕方、こども盆灯会が行われました。 7月の親子仏法の集いでこどもたちが作った、色とりどりのろうそくを、 仏さまにお供えし、献灯しました。



