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第9回活動報告

菜園のお手入れ

平成251215日(日)

≪阿弥陀(あみだ)様に「南無阿弥陀仏」≫

 寒い日が続いています。今日は朝から雨が降りそうで心配なお天気ですが、みんな元気に集まってくれました。
では、大きな声で阿弥陀様にご挨拶しましょう。「南無阿弥陀仏」。



≪本日のお話 「わなにかかった鹿」≫

 今日の法話は『ジャータカ』という仏教物語の一話です。

 子鹿のスザナには病気の母親がいました。

 スザナは母親のために、毎日池へ水を汲みに出かけます。そんな日常でスザナは普段から修行者のお坊さんにほとけさまの教えを聞いていました。

 ある日、池に水を汲みに行ったスザナは、お坊さんから皮の袋をもらいました。この袋ならお母さんはたっぷり水が飲めるようになり、喜ぶことでしょう。「おめぐみありがとうございます。」とスザナがお坊さんにお礼を言うと、お坊さんが言いました「なんのそれしきのこと。目には見えないけれど、ほとけさまのおめぐみは、もっと大きなものだよ。それに気づかせてもらわねばいけない。」

 たっぷり水を飲んだ母親鹿が少し元気になったので、スザナは、次はいちじくの実を食べさせてあげたいと思い、山や谷をかけまわり袋いっぱいのいちじくの実を集めました。

 早くお母さんに持って行こうと、急いでいたスザナは、猟師の仕掛けた罠にかかってしまいました。しかし、スザナは慌てず、土に腹ばい、目をつぶって息をとめました。すると、スザナの体がみるみる腐りだしたのです。これを見た狩人はスザナの足から罠を外して山を下りて行きました。スザナが目を覚ますと足の罠が外れて自由になっていました。夢だろうか?と思ったけれどそうでもない。

 頭の中でスザナは、お坊さんの言葉を思い出しました。「目に見えないほとけさまの大きなめぐみに気づかねばならない」

 それにしても、どうして、そんな不思議なことが起こったのか。誰が起こしたのか。皆さんはどう思われますか?

≪苑内案内 「歳末昏時(さいまつこんじ)と修正会(しゅうしょうえ)」≫

 歳末昏時(さいまつこんじ) 12月31日

 東本願寺東山浄苑では、一年最後の行事として、歳末昏時が勤まります。

 本願寺第八世法主蓮如上人は「佛法に明日という事は無い」と仰せになられました。明日という日は無いものと考えて、油断無く佛法に親しまなければならないという意味です。蓮如上人はそのように一日一日を大切に念佛暮らしをされました。私達も一年最後の日に、日々念佛に励むことはできたかと一年をふり返り、そんな怠惰な私をお育て下さる佛祖の恩徳(おんどく)に感謝し、「御煤払い(おすすはらい)」を行います。今年一年の佛様のお体の塵を払わせて頂きつつ、私の心を見なおす行事です。

 その後に行われる歳末昏時では、阿弥陀如来が一年間見守り続けて下さったご恩に感謝し、合掌礼拝して皆さんの一年を締めくくります。

修正会(しゅうしょうえ) 1月1日~1月3日



 年が明けて、元旦から始まる3日間は嘉枝堂本堂において修正会法要が勤まります。
毎年御堂には、多くの方が参詣し、新年をお祝いします。

 阿弥陀如来のお慈悲につつまれ、宗祖親鸞聖人やご先祖様のご恩によって念佛に生かされる喜び、そしてほとけさまのご恩に感謝し、それに報いる生活に励む決意を新たにします。

 また、修正会期間中は苑内で新年のおもちつきが行われます。つきたてのおもちは参詣者の皆さんと頂きます。

 皆さんも一年の締めくくりの歳末昏時、そして年始の修正会にお参りいただき、新たな気持ちで新年をお迎えください。

≪菜園活動 菜園のお手入れ≫

 畑の草は、寒い冬でもたくさん生えています。
皆で協力して、大きな袋がいっぱいになるまで草取りをしました。

 現在、畑では大根とブロッコリー、にんにくを育てています。
大根の葉は間引きをしました。これは元気のない葉や茎を取り除いて、元気な葉がもっと元気になるようにするためです。
ブロッコリーも寒い中、大きい茎、小さい茎がありますが、少しずつ成長しています。元気に育つといいですね。

 菜園の横では、みんなが植えたイチゴも元気に葉を広げています。春にはかわいいイチゴが実るでしょう。楽しみですね。


≪阿弥陀(あみだ)様のお下がりをいただく≫

 寒かったけれど、みんな元気に活動しました。
暖かいお部屋に戻ったら、みんなで阿弥陀様に合掌「南無阿弥陀仏」を称えて、お下がりを頂きました。

≪お誕生日おめでとう!≫


 今月お誕生日のお友達がいたので、5歳のお誕生日をみんなでお祝いしました。

 インタビューすると、好きな食べ物は「ピーチ!(桃)」と答えてくれました。幼稚園ではお友達と家族ごっこやお店屋さんごっこをしているそうです。また、一番大切なお友達が引越してしまったので、お手紙を書いているそうです。

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