第6回活動報告
大根の種まき
平成19年10月21日(日)
東山浄苑 戊亥の間に集合、そして法話
初めて参加のお子さんは名札作りをし、手をあげて出席確認。
そして、戌亥の間の佛様にごあいさつ。皆さんで佛教賛歌『いまささぐ』を歌うなか、代表のお子さんが御内(おない)佛(ぶつ)の御扉を開け、お花とお菓子をお供えし、合掌(がっしょう)・礼拝(らいはい)しました。
その後、「世界の神様、佛様」についての法話を聞きました。パネルの世界地図に8人の神様の発生地を皆さんに貼ってもらった時には、お父さんやお母さんに助けてもらいながら、興味深々でやっていましたね。
響流庭についてのお話
お庭にでて響流庭でお話を聞きました。水琴窟は見たことがないというお子さんばかりで、仕組みの説明を聞いて皆「へえー!」っと驚いていました。
〈お話の内容〉
響流庭(こうるてい)は、加茂(かも)七石(しちせき)と水琴窟(すいきんくつ)からなります。
加茂(かも)七石(しちせき)は、加茂川、高野川水系に産する古来(こらい)名石(めいせき)と謳(うた)われた京の七石で、八瀬(やせ)真黒(まぐろ)石、八瀬よもぎ石、紅(べに)加茂(かも)石、畚(ふご)下(おち)石・糸掛石、紫(むらさき)貴船(きぶね)石・及び石舟(いしぶね)に作られた鞍馬石です。
水琴窟は、日本庭園で、縁先手洗(ちょうず)鉢(ばち)や蹲居(つくばい)の流水を利用した音響(おんきょう)装置(そうち)で、地中に伏瓶(ふせびん)を埋めるなどして空洞をつくり、そこに滴(したた)り落ちる水が反響して、琴の音色に聞こえるようにした仕組みです。江戸時代の庭師の考案といいます。石舟の下に埋められた二つの瓶に落ちる水滴の発する妙音に耳にかたむけて下さい。経典にも「出和雅音(しゅつわげおん)」「響流(こうる)十方(じっぽう)」とあります。まことに「浄土にあそぶ」思いです。水琴窟の名で親しまれる本朝(ほんちょう)文化(ぶんか)幽玄(ゆうげん)の極致(きょくち)です。
大根の種まきと記念撮影
畑に移動して、種まき。今日まく大根の種類は桜風とはるめきです。ビニールに穴が開いて印(しるし)のあるところに、少し穴を掘って5粒づつ入れ、1~2cmの土をかぶせます。そして、軽くジョウロで水やり。早く芽が出ると良いですね。
大根畑の前で、皆集合して記念撮影もしました。
再び戊亥の間
スコップや軍手(ぐんて)を片付けて、手洗いを済ませたら、再び戌亥の間へ。
みなさんで佛教賛歌『念佛(ねんぶつ)』を歌うなか、代表のお子さんが、始める時にお供えしたお花やお菓子を下げ、お内佛の御扉を閉めます。
その後、佛様のお下がり(パンプキンマドレーヌ)を机を囲んで行儀よく、いただきました。そこで、本日あった法話の資料(しりょう)も回覧(かいらん)しました。
皆さんとっても仲良くなり、一緒に遊んで、帰るのが名残惜(なごりお)しいようでした。ぜひ、また来月も会いましょうね!