第7回活動報告
チューリップとムスカリの球根植え
平成19年11月11日(日)
東山浄苑 戊亥の間に集合、そして法話
初めて参加のお子さんは名札作りをし、手をあげて元気よく出席確認。
そして、戌亥の間の佛様にごあいさつ。皆さんで佛教賛歌『いまささぐ』を歌うなか、代表のお子さんが御内(おない)佛(ぶつ)の御扉を開け、お花とお菓子をお供えし、合掌(がっしょう)・礼拝(らいはい)しました。
その後、前回の「世界の神様、佛様」のお話に続いてどうして阿弥陀(あみだ)佛(ぶつ)、ただ一佛だけをお頼りするのか、「親鸞聖人の三願転入(さんがんてんにゅう)」のお話を聞きました。
※三願転入・・・まず自力(じりき)の修行によって佛になろうとし、次に自力の念佛によって佛になろうとし、最後に他力の信心によって成佛するという浄土真宗の御教え
本堂についてのお話
本堂という阿弥陀様のいらっしゃる所へ移動し、お話を聞きました。
極楽浄土(ごくらくじょうど)を現(あらわ)す、金箔(きんぱく)で貼ったお堂の中(内陣)を見て「すごいきれい!」「わあー!」とお子さん達は感嘆の声をあげていました。
本堂では、ご本尊の阿弥陀如来様を御安置(ごあんち)し、極楽浄土を現しておりますので、内陣は金でお飾りし、明るくなっています。そして座席は戦争や病気などがある私達の世界を現しているので暗くなっています。
阿弥陀如来様の向かって右側の真正面を向いて描(えが)かれている方が「親鸞聖人(しんらんしょうにん)」です。
親鸞聖人は90年のご生涯を通して、阿弥陀如来様の「全ての人を必ず救う」というみ教えをお示し下さいました。今月の28日は親鸞聖人のお亡くなりになった日にあたり、真宗のお寺では最も大切な行事である「報恩講(ほうおんこう)」がお勤(つと)まりになります。報恩講とは、そのみ教えにあえた喜びを深め親鸞聖人の御遺徳(ごいとく)を偲ぶ行事なのです。
最初のお部屋の御内佛に「おぜんざい」をお供えしたのはどうしてでしょうか?それは親鸞聖人が小豆(あずき)を大変好まれたとか、東北や関東でご苦労された時にできた血豆(ちまめ)にちなんで…などというお話もあります。いずれにしても、後世(こうせい)の人々が今日に至るまで700年以上も親鸞聖人に感謝(かんしゃ)申し上げている表れです。
この東山浄苑でも11月27、28日に報恩講がお勤まりになりますので、是非お参り下さい。
チューリップとムスカリの球根植えと記念撮影
いよいよ畑に移動して、球根植え。
赤、白、ピンク、黄色のチューリップを植え、その間にムスカリを植えました。花が咲いたら色とりどりで大変きれいでしょうね。今から花が咲くのが楽しみですね。
小さいお子さんは植えた途端、お母さんに「いつ咲くの?」と聞いて、待ちきれないといった様子でした。
その後、畑の前で、皆集合して記念撮影もしました。
再び戊亥の間
スコップや軍手(ぐんて)を片付けて、手洗いを済ませたら、再び戌亥の間へ。
みなさんで佛教賛歌『念佛(ねんぶつ)』を歌うなか、代表のお子さんが、始める時にお供えしたお花やお菓子を下げ、お内佛の御扉を閉めます。
その後、佛様のお下がりを机を囲んで行儀よく、いただきました。今月のお菓子は、報恩講にあわせて、本堂のお話でもあった、親鸞聖人がお好きだったといういわれのある、小豆を使ったおぜんざいです。初めて食べるというお子さんもいましたが、「おいしい!」と気に入ってくれた様子で、喜んで食べていましたね。ここでお誕生月のお子さんの紹介。皆さんに「おめでとう!」と拍手されると、恥ずかしそうにしながらも、うれしそうにしていました。
皆さん本当に仲良くなり、一緒に最後まで遊んでいて、帰るのが名残惜(なごりお)しいようでした。ぜひ、また来月も会いましょうね!