第1回活動報告
大根収穫とこいのぼり作り
平成20年4月20日(日)
東山浄苑 戌亥の間に集合 —お供え—
出席カードの4月の欄にシールを貼って、みんなが集まったところで、出席確認。お姉さんから名前を呼ばれると、みんな手を挙げて元気よく「はい!」とお返事しました。そして、戌亥の間の佛様(ほとけさま)にごあいさつ。皆さんで佛教賛歌(ぶっきょうさんか)『いまささぐ』を歌うなか、代表のお子さんが御内佛(おないぶつ)の御扉を開け、お花とお菓子をお供えします。小さなお子さんも、お姉ちゃんも、きちんと合掌(がっしょう)・礼拝(らいはい)できましたね!
曲水へ —コイについてのお話とコイにえさやり—
戌亥の間から出て曲水へ移動。曲水でコイについてのお話を聞きました。その後曲水にいるコイにえさやり。えさをまくたびにコイがいっぱい集まってくる様子にお子さん達は歓声をあげていました。
①コイの話
ここ東山浄苑の曲水には、コイがたくさん飼われています。毎朝、浄苑の職員が、このコイたちにえさをやったりして世話をしています。コイは日本のきれいな庭の池などで悠々(ゆうゆう)と泳いでいるイメージがあると思いますが、実は世界中の川や池、沼などにいる魚です。潮水の海ではなく、塩分の含まれていない川や池などに住む魚を淡水魚といいます。また、コイの中には20年以上生きるものも多く、長生きの魚として知られています。そしてコイは水草、貝、虫、ミミズ、小魚など何でも食べます。この点も長生きの秘訣でしょう。
②曲水にいるコイについて
今この曲水にいるコイは、四年ものと三年もののニシキゴイです。中には他のコイと比べてものすごく大きなコイが5匹くらいいます。その大きなコイは、お参りに来られたおばあさんが、一人暮らしで育てられないので、東山浄苑に寄進したものです。他のコイと明らかに大きさが違うので、すぐわかります。皆さんも探してみて下さい!また、コイは一匹一匹模様が違います。模様によっては犬の顔に見えたり、人間の顔に見えたりするそうですよ。
③日本人とコイ
日本にコイが広まってきたのは、紀元前1世紀頃のことです。二千年以上前からコイはわたしたちの先祖と仲良くしていたんですね。また、琵琶湖など全国各地の湖や川には野生のコイもいます。日本人はコイが大好きですね。五月五日はこどもの日ですが、この日に「コイのぼり」を飾ります。どうしてこどもの日にコイを飾るのでしょうか?
中国の黄河(こうが)という大きな川にある滝を、たくさんのお魚がのぼろうとしましたが、コイだけがのぼりきり、龍になることができた、という中国の伝説にちなんで、「鯉の滝のぼり」が出世のシンボルになりました。日本でコイのぼりを飾るようになったのは江戸時代になってからですが、コイを飾ることで、男の子の出世を願ったのですね。
六角堂横へ —こいのぼり作り—
六角堂横に移動して、こいのぼりを作ります。真っ白なこいのぼりに、小さいお子さんは手形を付けたり、大きいお子さんは絵を描いたりうろこを描いたりして、立派なこいのぼりができあがりました!
畑へ —大根収穫—
お片づけをして、畑に移動。色とりどりのチューリップが咲くなか、いよいよ大根の収穫です!第六回の親子佛法の集いで種をまいた大根は、すごく大きくなりました。小さいお子さんも、お母さんやお父さんと一緒に次々と大きい大根を掘り出していましたね!
再び戌亥の間 —法話と大根お供え、お下がりをいただく—
再び戌亥の間へ。お供えする意味、お供えものをいただく意味についての法話を聞きました。その後、先ほど収穫した大根を御内佛にお供えし、みんなで合掌しました。そして、佛様のお下がりをいただきます。今月のお菓子は「藤の宴」というお菓子です。みんなくろもじを使って、行儀よく食べていました。ここで誕生日の子の紹介!「おめでとう」と皆から言われ、お誕生日の子はうれしそうにしていました。
翡翠の庭 —風にそよぐこいのぼりの前で—
作ったこいのぼりが飾ってある翡翠の庭に移動し、こいのぼりとともに記念撮影。みなさんとてもいい顔をしていました。また来月も会いましょうね!