第6回活動報告
月見団子作り
平成20年9月7日(日)
東山浄苑戌亥の間に集合、お供え、お彼岸についての紙芝居
戌亥の間に集合し、初めて参加のお子さんは名札作り。
いつも参加の子は出席カードの今月のところに出席シールを貼って、座席表(ざせきひょう)で、自分の今回座る場所を確認したら、出席確認。
名前を呼ばれると、みんな手を挙げて元気よく「はい!」とお返事しました。
そして、戌亥の間の佛様(ほとけさま)にごあいさつ。
代表のお子さんが御内佛(おないぶつ)にお花をお供えして合掌。
それに合わせて、他の皆は佛教讃歌(ぶっきょうさんか)「いまささぐ」を歌います。
続けて参加してくれているお子さんは、御念珠(おねんじゅ)の持ち方も様(さま)になってきましたね。
続いて法話の代わりにお彼岸についての紙芝居を聞きました。
紙芝居ということで、小さいお子さんも夢中で絵に見入って聞いていましたね
お賽銭についての話~常楽堂御本尊前にて
戌亥の間を出て、常楽堂御本尊前に移動し、お賽銭についての話を聞きました。
お賽銭とは何なのか、本当の目的は何か?たいていの人が分からなくて間違った考えを持っていると思います。
これからは、正しい意味でのお賽銭をして下さいね。
お寺や神社にお参りすると、よく賽銭箱が置いてあって、みんな願い事をしながらお金を入れると思います。
もっと可愛(かわい)くなりたいとか、勉強ができるようになりたいとか、本当に色々な願い事があると思います。
けれども、もともとの賽銭箱は、願い事を叶えるためにお金を入れるための物ではありませんでした。
昔の人は、農作物を無事に収穫(しゅうかく)できたことを神さまや仏さまに感謝するために、お米をお供えしていました。
お供えの仕方は、このような箱に入れるのではなく、神社やお寺の回りにお米を撒(ま)いていました。
だから、そのお米は「散る米」と書いて「さんまい」と呼ばれました。
室町時代(むろまちじだい)(約600年前)になって、お金が広く一般に使われるようになると、お米からお金をお供えするようになりました。呼び方も「さんまい(散米)」から「さんせん(散銭)」に変わりました。
でも、「お金が散(ち)る」というのは、ちょっと具合(ぐあい)が悪いということで「さいせん(賽銭)」へと変わりました。
ちなみに、この「賽」という字は、中国では「神から福を受けたことに報いる」という意味だそうです。
お賽銭を入れるとき、ついつい願い事をしてしまいがちですが、毎日元気で無事に過ごしていることに対して、仏さまに感謝する心を忘れないように心掛けましょう。
お楽しみの月見団子作り♪
次は皆さんお楽しみの月見団子作りです。
作り方の説明を聞いたら、手を洗って準備。
少しずつ団子粉(だんごこ)こねてラップをかけてレンジで温めます。
そしてすり棒で丸めやすいよう薄っぺらくし、丸めてお団子にしていきます。
お団子の形になったら、きな粉やあんこをつけて完成!
おいしそうな団子がたくさんできましたね!
再び戌亥の間~団子お供え、お下がりを頂く
再び戌亥の間に戻って、作ったお団子をお内佛にお供えします。
代表のお子さんがお供えする時、他のお子さんはそれに合わせて佛教賛歌「念佛(ねんぶつ)」を歌います。
そしておさがりのお団子をみんなで頂きました。
自分達で作った団子はとびきりおいしかったようで、小さい子もお父さんも次から次へ食べて、あっという間になくなっていました。
このお下がりも毎月変わりますし、楽しみにしていて下さいね♪
お子さんたちはもちろん、お父さんもこんな小さい子もおいしそうに、ほおばっていました