第2回活動報告
枝豆の種まきとチューリップ・ムスカリの球根掘り
平成22年5月16日(日)
阿弥陀さまにご挨拶 法話「ホトトギスのひな」
戌亥の間に集合してまずは、阿弥陀様にご挨拶。
「いまささぐ」を他の皆さんで歌うなか代表のお子さんがお供えし、合掌します。
そして佛教のお話(法話)「ホトトギスのひな」というお話を聞きました。
「ホトトギスのひな」
あるところに王さまがいました。
王さまはきよらかな心をもったしんからやさしい人でしたが、たったひとつだけ悪いところがありました。
それは気がいいせいか口がかるくて、なんでも思ったことを思ったままに言ってしまうということです。
王さまのそばについていた大臣はいつかそのことを注意したいと思っていました。
王さまのお家の広い庭にはたくさんの木がありました。
そのうちの一本の木にカラスが巣を作って二個のたまごを生みました。
ところがカラスがちょっと留守にしている間にホトトギスが飛んできて、巣の中に一個のたまごを生んで、そのままどこかへ飛びさってしまいました。
カラスはたまごが一個増えていることに気が付かないまま、それをあたためはじめました。
やがて三羽のヒナがかえりました・・・
このホトトギスのヒナの姿から王さまは自分の悪いくせに気付きます。
おしゃべりは気をつけないとだめですね!
畑へ♪枝豆の種まきとチューリップ・ムスカリの球根掘り
畑へ移動して、おねえさんから説明を聞いたらいよいよ枝豆の種まき開始!
昨年うまくならなかった枝豆。今年こそはりっぱな枝豆に育つように再挑戦です。
おねえさんの説明を聞いて、まずは種をまく畝をたがやし、石を取り除きマルチという黒のビニールをかけます。
マルチをペグというクイで固定したら、まく穴に三粒ずつまいていきます。
そして大きくなるように水やり。芽が出るのがたのしみですね!
次はチューリップとムスカリの球根集めです。
小さい子たちも宝探しのように、夢中になって探していました。
掘った球根は、また来年きれいな花を咲かせるでしょう!
こうして命はくり返されていくのです。
帰敬式についてのお話、受式とお誕生月のお祝い☆
手を洗って戌亥の間に戻り、親子佛法の集いの参加者で帰敬式を受けた子がいたので、帰敬式についてのお話を聞きました。
帰敬式についてのお話
先月の4月4日に花まつりでお釈迦様のお誕生日をお祝いしましたね。
帰敬式とは、そのお釈迦様の弟子となり、心の底から仏教の教えを聞きたいと願った人が自分の意思で受ける式です。
お坊さんになるための儀式とはまた違うのですが、帰敬式を受けたお寺の「門侶(もんりょ)」となります。
門侶とは、お寺に属して佛さまの教えをいただき、南無阿弥陀佛を称えて、佛さまに見守っていただき生活してゆく人のことを言います。
帰敬式では、かみそりを頭にあてて、髪の毛を剃る動作をするのですが、この動作から「おかみそり」とも呼ばれます。
そして、帰敬式で「法名(ほうみょう)」をいただきます。法名とは、お釈迦様の弟子になったお印としていただくお名前(名のり)のことです。
お父さんやお母さんが付けてくれた、周りの人たちから普段呼ばれる名前とは違います。
法名には釋という字が入っています。これはお釈迦様の弟子という意味です。
法名とはこの釋に続き釋○○というお名前になります。○○の部分は人によって違います。
お父さんとお母さんに名づけてもらった名前の漢字を1字いただき、名づける場合があります。
こちらでは、本願寺のご住職である大谷暢順御法主台下が、お決めになり直接紙にお書きになった法名をいただくことになります。
そして、帰敬式を受けた後は、今まで以上に佛さまへ南無阿弥陀佛と手を合わせて下さい。
仏さまは姿が見えなくても、私たちのお父さんやお母さんのようにいつも私たちの傍で優しく見守って下さります。そしてそれに対して、ありがとうの気持ちをこめてまた南無阿弥陀佛と手を合わせて下さい。この繰り返しが大切な習慣です。
そして帰敬式の受式の子にお祝いのカードが贈られました。
「おめでとう!」とみんなで拍手し、温かい雰囲気に包まれました。
その後、受式の子とお誕生月の子のお祝いを兼ねて、ホールケーキを頂きました。