第7回活動報告
いちごの苗付け・写生大会
平成25年10月20日(日)
≪阿弥陀(あみだ)様に「南無阿弥陀仏」≫
暑かった夏が去り、急に冬が来たように寒くなりました。
今日は朝から雨模様ですが、集まったお友達はみんな元気です。
大きな声で阿弥陀様にご挨拶しましょう。「南無阿弥陀仏」。
≪本日の御法話 「はだかの女」≫
今日のお話は、ジャータカという仏教物語のひとつです。
ある女がライオンに襲われているところを、とても腕の良い狩人に助けられました。女は命の恩人であるこの狩人と結婚しましたが、次第に夫に対して不満が募ります。女は「夫の顔が悪い」、「田舎暮らしが嫌だ」と不平不満を口にしますが、夫は決して怒らない温厚な人でした。
ある時、夫は王様に狩りの腕を認められ、家来になり、ベナレスという町へ女と引っ越すことになりました。途中、泥棒に襲われますが、夫が矢を放ち泥棒たちを次々と倒しました。最後に泥棒の親分が残り、夫と格闘していました。女はひと目でこの泥棒の親分の顔が気に入り、夫を裏切り親分に刀を渡したため、夫は刺されて死んでしまいました。女は早速、この親分に媚びを売り、ベナレスの町へ出て一緒に暮らそうともちかけ、二人でベナレスを目指します。
途中、ワニの住んでいる河がありました。女は着物やお金、荷物を親分に向こう岸へ運んでもらい、次に裸の自分を背負って河を渡してくれるよう願いました。親分は快諾し、向こう岸へ女の荷物を運びました。すると、この親分は女を迎えに戻らず、「自分のしたことを裸でゆっくり考えるがよい。」と言って一人で行ってしまったのです。泥棒の親分は、この女がひどい裏切り女だということを知っていたのです。
さて、この女は自分のしてきた悪い振舞に気付き、心から反省することができたでしょうか? 皆さんはどう思いますか?
≪苑内案内 「教如上人400回御遠忌」≫
本年は、本願寺12世法主にして東本願寺を創立された信淨院殿教如上人四百回忌に当たります。その記念行事についてお話を聞きました。
教如上人は大阪城の起源となる石山本願寺にあって、元亀・天正年間の織田信長との戦いで佛法を護るべく先頭に立って指揮を執られました。そして、10年に及ぶ法難によって多くの門徒が戦死しました。
東本願寺東山浄苑では、佛法を護り伝えるために戦われた教如上人の御恩徳に感謝するとともに、法難で亡くなられた多くの殉教者を悼み、四百回忌の法要・記念行事を行いました。記念行事の中には稚児練りもあり、かわいいお稚児さんがたくさん集まってくれました。
そして、浄土真宗を開かれた親鸞聖人の御真影が奉安されました。
≪菜園活動 イチゴの苗付け≫
雨降りだったので畑には行かれませんでしたが、イチゴの苗付けをしました。
「とちおとめ」というかわいい名前です。
苗は葉のつけ根まで土をかぶせてしまうと成長を妨げるので、あまり深く植えないように気を付けました。かわいいイチゴが実るように皆で一生懸命植えました。
これから冬を越えて3月には花が咲き、4月~5月には実がなる予定です。
とても楽しみですね。
≪写生大会≫
今日は室内の活動です。
常楽堂に安置されている大きな阿弥陀如来様をみんなで写生しました。
はじめに、仏様の特徴について説明を聞き、その後じっくり観察しながら描き始めました。
みんな一生懸命描いています。色々な角度から見て描くお友達、ひとつの場所からじっくり見て描くお友達。皆が楽しそうなので、一緒に描いてくれたお父様もいらっしゃいました。
それぞれに個性があって素敵な阿弥陀様が描けたと思います。
じっくり観察したら、普段は見過ごしていたものに気付くことができました。
≪阿弥陀(あみだ)様のお下がりをいただく≫
今日も楽しく活動できました。
みんなで「念佛」を歌い、阿弥陀様に合掌し、「南無阿弥陀仏」を称えました。
その後、皆の描いた阿弥陀様をひとつずつ鑑賞しながら、お下がりを頂きました。
皆の描いてくれた絵は、東山浄苑の常楽堂に展示しています。皆さんもぜひご覧ください。