第1回活動報告
生姜の植え付け
平成26年4月20日(日)
≪阿弥陀(あみだ)様に南無阿弥陀仏≫
今年度はじめての活動です。
まずは、阿弥陀様にごあいさつをします。
仏教賛歌『いまささぐ』を斉唱し、合掌。
みんなで「南無阿弥陀仏」と元気よく称えます。
≪本日の御法話「かがやくからす」≫
病気になったカラスのお妃様は、人間の王様が食べるようなごちそうを食べたいと望みました。カラスの王様には、たくさんの家来がいましたが、命の危険を侵して、人間のごちそうを取ってきてくれるような勇敢なものはなかなかいません。
ところが、一匹のみずぼらしいカラスだけは違いました。
自分の危険を顧みず、カラスの王様とお妃様のために何度も何度も人間の食べ物を取ってきます。
ある日、みすぼらしいカラスは、人間に捕まってしまいました。
人間の王様の前に引き出された時、あなたがカラスならどう行動しますか?
他人のために自分の命を投げ出す……。
人間の王様の前に居たのは、みすぼらしいカラスではなく、一羽の輝いたカラスでした。
≪苑内案内 端午(たんご)の節句≫
端午の節句はどんな日でしょうか?
中国では昔から、月と日の重なる日にお祝いをする習慣があります。
「端」は「始り」、「午」は「うま」、合わせて「月の始めの午(うま)の日」という意味を持ちます。
読みの音が「午」と「五」が同じであることから、特に月と日の数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったといわれています。
昔の日本では、「五月忌」と呼ばれる、若い女性たちが田植え前に心身を清める儀式がありました。
古代中国の風習「端午の節句」と日本の「五月忌」が合わさり、武士の時代になると、菖蒲の葉の先が剣の形に似ていることから男の子が強くたくましく成長することを願う行事として定着しました。
また、5月は雨がよく降ったり、急に暑くなったりと、体調を崩しやすい季節です。
病気にならないように厄除けとして、菖蒲やヨモギを飾って邪気払いをします。
現在は、昭和23年に「こどもを大切にし、子供の幸せを考えて、お母さんに感謝する日」として、日本の国民祝日の一つである「こどもの日」と呼ばれています。
男の子も女の子も関係なく柏餅や粽を食べて、お祝いしましょう。
5月の東山浄苑では、こいのぼりがあがります。
お参りに来た時は、是非見て下さい。
≪生姜の植え付け≫
畝に穴を掘り、種生姜を植えました。
畑に新しく入れた土はふわふわです。
堆肥もいっぱい入っているので、大きな生姜がたくさん収穫できると思います。
みなさんは、生姜を食べますか?
生姜の独特な香りと辛みは、「オレオレジン」という成分の中にある「ジンゲロール」や「ショウガオール」によるものです。
これらの成分は、
①食欲をそそる働き
②強い抗菌作用
③抗酸化作用
④体を温める働き
などがあり、風邪の予防に役立ちます。
生姜湯を作ったり、はちみつ漬けにしたり、紅茶に入れたり……収穫できたら、色々なレシピにチャレンジしたいものです。
次に、畑を耕したり、植物にお水をあげたりしました。
鍬を持つ手つきも、みんな慣れたものです。
≪阿弥陀(あみだ)様のお下がりをいただく≫
最後に、「念佛」を大きな声で歌います。
合掌して「南無阿弥陀仏」。
お下がりをいただき、みんなで「いただきます!」。
お誕生日のお友達がいました。
「お誕生日おめでとうございます!!」
誕生日カードがプレゼントされ、みんなでお祝いしました。
一番の願い事を質問すると……
「スケートボードに上手く乗れるようになる事」
と元気よく答えてくれました。
今年も、元気に楽しく活動しましょうね。