第2回活動報告
イチゴ・ニンニクの収穫、ピーマンの苗の植え付け、ナス・枝豆の種まき
平成26年5月22日(日)
≪阿弥陀(あみだ)様に「南無阿弥陀仏」≫
今日は朝からとてもいいお天気でした。だんだんと暑くなってきましたが、みんな元気に東山浄苑にお参りに来てくれました。まずは阿弥陀様にごあいさつをします。手を合わせ、大きな声で「南無阿弥陀仏」と称えました。
≪本日の御法話「コンジキ王のほどこし」≫
むかしインドにコンジキ王という、心のやさしいおうさまがおられました。 ある日の夕ぐれ、山ぎわの空に不気味な星が現れました。星占いをする男をよんで調べさせると 「あの星がでたのはこれから十二年間、ひとつぶの雨もふらないという知らせです」ということでした。 十二年間も雨がふらなければ、米も麦も野菜も果物もみのりません。王さまは大臣をよんで、国中の 食べ物をひとところに集めさせ、身分の低いものもわけへだてなく食べ物をわかちあたえることにしました。しかし十二年は長く、あちこちでうえ死にするものが出はじめました。
そのようすを見ていた天の神様であるタイシャクテンがシュミ山のいただきから飛んでまいりました。 タイシャクテンは家来たちが王さまのために集めていたお米をまたたくまに食べてしまうと満足そうに飛び去って行ってしまいました。大臣は不服そうに「大切なごはんを食べておきながらわたしたちを助けてくれませんでした。」
すると王さまは「助けてもらうために食べてもらったのではない。助けてもらいたいというのは私たちのきたない欲だ。あっさり捨て去ろう。」と言いました。そのとき大つぶの雨がふり始めました。そして雨があがると白い袋が空からたくさんおちてきました。 中には米や麦、もちやお金が入っておりました。王さまは「タイシャクテンさまがわたし『ほどこし』の心をためされたものに違いない、いや、そんなことよりも、神さまや仏さまはわたしたちをいつまでもあたたかく、守っていてくださることを、ありがたくうけとらなくてはならない。」そう言うとていねいに天を拝みました。
≪苑内案内菜園係より「ピーマン・ナスビ・枝豆」≫
本日の苑内案内はこれから種まきをする、ピーマン・ナスビ・枝豆についてのお話でした。 これから育てる野菜たちは日本のどこで一番収穫されているのかということや、それぞれの野菜には どんな栄養があるのか、教えてもらいました。同じ野菜でも色々な色や形、大きさのものがあるということがわかり、みんな熱心に聞いてくれました。これから育てる野菜たちの知識をみんなしっかり 学んで大切に育てていきましょうね。
≪畑 イチゴの収穫、ピーマンの植え付け、なす・枝豆の種まき≫
畑に移動してからみんなでピーマンの苗の植え付けとなす・枝豆の種まきを行いました。 なすの種はとても小さくて、こんな小さい種から実ができるなんて驚きでした。 みんなていねいに植え付けを行えました!終わったら、それぞれの野菜たちにお水をたっぷりあげました。 次はニンニクの収穫です。土をスコップで掘り出したら、ニンニクの白い頭が出てきました。 すると畑中にニンニクの香りが広がってきました。
収穫したニンニクとイチゴは阿弥陀様にお供えしました。
≪阿弥陀(あみだ)様のお下がりをいただく≫
最後はみんなで「念佛」を大きな声で歌い、阿弥陀様に合掌します。 みんなで「南無阿弥陀仏」を称えお下がりをいただきました。