第6回活動報告
コカブの種まき・パプリカ、ピーマン、なすびの収穫
平成26年9月14日(日)
「強くかしこい子になりましょう。そのために、仏法に学び、自然としたしみましょう。」
です。
今回の活動のテーマは「彼岸(ひがん)」。
活動を通して、自分の「目標を知る」ことは出来たでしょうか?
≪阿弥陀(あみだ)様に「南無阿弥陀仏」≫
今回の活動から、「親子仏法の集い活動日記」を記すことになりました。
活動に参加して楽しかったことや思ったことを、どんどん書いていきましょう。
まずは、新しいお友達が来てくれたので、御念珠の持ち方をみんなで復習しました。
みんな、上手に御念珠が持てました。
それでは、阿弥陀様にごあいさつ。
手を合わせ、大きな声で「南無阿弥陀仏」と称えました。
≪本日の御法話「としよりをすてる国」≫ 仏教経典『雑宝蔵経』第1巻
遠い昔、としよりは山に捨てねばならない掟を持つ国がありました。
しかし、その国の大臣は、年老いた父親を捨てることが出来ずに、こっそりと家に地下室を作り、匿っていました。
ある日、国に一大事が起こります。
突然現れた天の神様が、
「ここに2匹の蛇がいる。どちらが雄でどちらが雌か、7日間で見分けてみよ。」
と、王様に向かって問題を出したのです。
ところが、誰一人として蛇の雌雄を見分けられるものはいません。
王様はついに「見分け方を知っているものには褒美をあたえる」と国中にお触れを出しました。
大臣は家に帰り、秘かに父親へ神様が出した難問の話をしました。
父親は、
「柔らかい敷物の上に二匹の蛇を置く。騒ぎ回るのが雄で、じっとしているのが雌だ。」
と大臣へ教えました。
大臣はこの答えを王様にお伝えし、神様から出された問題は無事に解決しました。
しかしながら、神様は次々と難問を出していきます。
その度、大臣は父親の智恵を借りて解決しました。
難問に対する答えは、神様と王様を喜ばせました。
王様は、大臣へ褒美を与えることを提案します。
大臣は、今までの問題を解いた智恵が、こっそり匿っていた父親のもであることを白状し、願いを述べます。
勿論、願いは年老いた父親を地下室から解放することです。
それ以来、この国ではとしよりを捨てる掟が無くなりました。
9月15日は、多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿をお祝いする「敬老の日」です。
御法話を聞いて、たくさんの智恵を持つおじいちゃん、おばあちゃんに、日頃の感謝と敬う心を持つ機会となりました。
≪菜園案内 カブ≫
カブは世界中で栽培されていて、いろいろな種類があります。
原産国はアフガニスタンであるアジア系と、ヨーロッパ系との2種類に系統が分かれます。
カブの歴史は古く、中国やヨーロッパ、古代ギリシャの史料に記載がみられます。
日本は、わが国最古の歴史書である『古事記』をはじめ、『日本書紀』ではカブの栽培を推奨したことが記されています。
日本のカブは食用ですが、ヨーロッパでは多くが飼料用に栽培されています。
カブの写真を見て、栽培国を当てるゲームをしました。
ロシアのカブは赤くて特徴的でしたね。
最後に、カブの主要生産地や栄養価、育て方、調理方法等をみんなで勉強しました。
≪菜園活動 コカブの種まき・ピーマン、パプリカ、なすびの収穫・水やり≫
黒色の小さなコカブの種を、畑にみんなで蒔きました。
芽は4~5日で出てくるそうです。
次回の活動の時には、どんな姿に育っているかとても楽しみです。
種をまいたら、もみ殻を上から蒔きました。
もみ殻は、お米を包んでいる外の皮のことで、雑草防止や肥料流出の防止、地温調節、病害抑制等さまざまな効果があります。
もみ殻の入った大きな袋はふかふかで、とても座り心地が良かったです。
そして、大きく育つことを祈ってたっぷりと水をやりました。
次に、ピーマン、パプリカ、なすびの収穫です。
8月の大雨にも負けず、大きな実が鈴なりです。
なすびは、雨の後より一層大きく育ったように思います。
パプリカの色も鮮やかです。
ピーマンのような緑色から、赤色やオレンジ色に変わっていく様子も観察できました。
部屋に戻ったら、収穫物の中から一つ選び、阿弥陀様へお供えしました。
私たちは、生き物の命をいただいて生きています。
収穫とお供えを通して、命の大切さを学びました。
≪阿弥陀(あみだ)様のお下がりをいただく≫
最後はみんなで「念佛」を大きな声で歌い、阿弥陀様に合掌します。
みんなで「南無阿弥陀仏」を称えお下がりをいただきました。
そして、9月生まれのお友達へみんなで拍手をして、健やかな成長をお祝いしました。
次回の活動では、ほうれん草の種まきを行います。
テーマは「安心(あんじん)」です。
活動を通して、「自信を持って行動」出来るようになりましょう。