第8回活動報告
コカブ、ピーマン、パプリカの収穫・畑の土作り
平成26年11月23日(日)
≪活動テーマと目標≫
今回の活動テーマは「報恩(ほうおん)」、目標は「感謝する」でした。
「報恩」とは、「ありがとう」の感謝を認識し、その感謝の気持ちを形にあらわすことです。
わたしたちが、毎日恵まれた生活をおくれているのは何故でしょうか?
阿弥陀様をはじめとして、両親や親戚、友達、近所の人々がいるからです。
感謝の言葉「ありがとう」を言いたい人をみんなで思い浮かべて、活動日記に記しました。
≪阿弥陀(あみだ)様に「南無阿弥陀仏」≫
今日もたくさんのお友達がお参りに来てくれました。
まずは阿弥陀様にごあいさつ。
手を合わせて大きな声で「南無阿弥陀仏」と称えました。
≪本日の御法話「しんらんさま」≫
親鸞さまの生まれた時代は、とても死が身近でした。
お父様と生き別れ、8歳の時にお母様を亡くされた親鸞さまは、9歳でお坊さんになる決心をされました。
比叡山で苦しい修行を積みますが、悟りの道が見えてこないので、大変悩まれました。
29歳になった親鸞さまは、山を下りて京都の六角堂に100日間こもって修行をされました。
95日目の朝、救世観音(くぜかんのん)さまがあらわれ、親鸞さまは自分の生きる道を見出だします。
その頃、京都では貧しい人にも分け隔てなく、真剣に「なむあみだぶつ」と念仏を信じれば幸せになれるという教えを広める法然さまがいらっしゃいました。
法然さまの姿に感動した親鸞さまはお弟子になり、貧しい人たちに教えを広めました。
教えを守った彼らは、生き生きと暮らせるようになりました。
しかし、その姿を妬んだ役人やお金持ち、そして奈良や比叡山のお坊さんたちが法然さまの念仏を禁止します。
35歳の親鸞さまは、越後(えちご)の国へ流されました。
寒さと荒れた土地の中、親鸞さまは仏さまへの感謝と「なむあみだぶつ」と信じることでつらい生活を乗り切り、恵信尼(えしんに)さまとご結婚され、家族ができました。
親鸞さまの姿と教えを信じる人々も増えて、大きな集まりもできました。
親鸞さまは、63歳になると故郷の京都へ戻られ、仏教の教えと念仏についてをまとめた『教行信証(きょうぎょうしんぎょう)』という本を書き上げられました。
そして、90歳を迎えた11月28日、親鸞さまは娘や弟子に見守られ「なむあみだぶつ」の念仏とともに心安らかにお浄土へ旅立たれました。
毎年、東本願寺東山浄苑では、親鸞さまのご御命日11月28日と、その前夜27日より一昼夜お勤まりになる法要「報恩講」を行い、念仏を広められた功績を讃えます。
≪菜園案内≫
収穫予定のカブとパプリカ(カラーピーマン)、ピーマンの栄養や料理法について、みんなで勉強しました。
カブは、昔から日本人に馴染み深い食べ物です。
「春の七草」を知っていますか?
セリ、ナズナ、 ゴギョウ、ハコベラ、 ホトケノザ 、 スズナ、スズシロの7種です。
その中の、スズナはカブのことです。
カブは根の部分よりも葉の部分に栄養があります。
葉には、ビタミンAをはじめ、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄等が豊富に含まれています。アクが少ないので、炒めものや湯通しが良いでしょう。
根の部分は、生食がおすすめです。
ピーマンはビタミンCを多く含んでいますが、パプリカはその倍以上を含みます。
風邪の予防や疲労回復、肌荒れ等に効果があります。
生食が一番効果的で、ジュースにする場合は、りんご、レモン、トマトなどを加えると飲みやすくなります。
肉厚のため、加熱しても栄養価は失われないので、チンジャオロースやピーマンの肉詰め等でも美味しくて栄養がたくさん取れます。
≪菜園活動 コカブ、ピーマン、パプリカの収穫/畑の土作り≫
大きく育ったコカブ、ピーマン、パプリカをみんなで力を合わせて収穫しました。
うんとこしょ、どっこいしょ。
コカブを土から抜きました。
ピーマンとパプリカは、7月からずっと収穫し続けています。
みんな、大好きになったんじゃないかな?
朝と夜が寒くなってきたので、夏に比べると少し小さな実でしたが、とても肉厚です。
次に、休ませている畑の土をスコップで耕しました。
土に何も植えない状態にしておくと、段々土が硬くなってきます。
耕すことで、新鮮な空気が土の中に入り、太陽の光に触れて悪い菌が死滅し、ふわふわの土になります。
みんな、お父さんやお母さん、お姉さんと力を合わせて一生懸命耕しました。
最後に、ニンジンと小さな芽を出したばかりのほうれん草、ハーブ等に水やりをしました。
お部屋に戻ったら、収穫したコカブを阿弥陀様へお供えして、大きく育ったことをご報告しました。
≪阿弥陀(あみだ)様のお下がりをいただく≫
みんなで「念佛」を大きな声で歌い、阿弥陀様に合掌します。
「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」。
その後、手を合わせて「いただきます」。
お下がりをいただきました。
最後に、11月のお誕生日のお友達をみんなでお祝いしました。
次回の活動のテーマは「成道(じょうどう)」、目標は「正しく見る目をもつ」です。
是非、お友達を誘って家族でご参加下さい。