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第12回活動報告

花まつりの奉納演奏練習

平成27年2月22日(日)

≪阿弥陀(あみだ)様に「南無阿弥陀仏」≫


最初にみんなで合掌の復習をしました。
両手の指をちゃんと伸ばして御念珠をかけ、胸の前で手を合わせます。
大きな声で「南無阿弥陀仏」と称えました。

≪今月の標語と目標≫

標語は「入滅(にゅうめつ)」、目標は「静かに求めつづけること」です。


佛教では、私たち生きているものは6つの世界の中で生まれ変わりをしていると考えます。

①おそろしい鬼が住んでいる世界「地獄」

②いつもお腹が減り、喉が渇いた状態で満たされない世界「餓鬼」

③動物の世界「畜生」

④毎日戦い続ける世界「修羅」

⑤私たちの世界「人間」

⑥欲しいものは何でも手に入れられる世界「天上」

この6つの迷い・欲望の世界から解き放たれて、脱出することが悟りを得るということです。
したがって、佛教における最終目標は、欲望を全て消滅させ、完全な悟りの状態である「入滅」にいたることであると言えます。

私たちの先生であるお釈迦様は、今から約2500年前に、シャカ国の王子様としてお生まれになりました。
豊かな生活を送っていましたが、お城の外では多くの人が病気になり、食べ物がなくて苦しむ人々の存在を知り、お城を出て修行を始められました。
6年間身体がガリガリになるほど厳しい修行を行っても、真の悟りを得ることはできません。
次に、お釈迦様は、菩提樹という樹の下で、真の悟りを得ようと思いを凝らしました。
静かに、全神経を集中させて、苦しみや、世の中の無常のさまのあるがままを徹底的に観察したのです。
長い時を経て「静かに求め続けた」お釈迦様は、真の悟りを得られました。

お釈迦様に習い、心を静かに保つことで私たちは自分自身の心の奥を見つめることができます。
みなさんも、まずは「じっくりと静かに考える」癖をつけましょう。

≪本日の御法話「おろかな王さま」≫

むかし、ある国にいたわがままな王さまのお話です。
わがままな王さまは、都の祭りで、一生懸命仏さまの教えを勉強し守っている学者の息子のお嫁さん・スダアーチャに一目ぼれをしてしまいました。
スダアーチャをお妃にしたいと考えた王さまは、頭に付けていた大きな宝石を盗んだ犯人として学者の息子を囚えてしまいました。
すぐにでもスダアーチャと結婚したい王さまは、学者の息子の首を切るようにせかします。
そんな場面に気付いた帝釈天は、仏様を敬う心を持った学者夫妻を救うために、世界を暗闇にしたのち、わがままな王さまに稲妻を落としました。

仏さまは私たちがどんなに悪いことをしても、決して罰を与えず、悪いことに気付かせようとなさります。
わがままな王さまも、雷に打たれた体の痛みから、自分の誤った行いに気付いたのではないでしょうか?
私たちが欲望を捨て去ることは困難ですが、仏さまのみ教えを守って、少しでも欲望を我慢するように心掛けましょう。


≪菜園案内 「現在の菜園」≫

畑では、ハーブとホウレン草を育てています。
寒さや雪の影響もあり元気に育っているハーブが少ない中、ヤグルマ菊やカモミールは寒さに負けず育ってくれています。
秋の活動で植えたホウレン草は、小ぶりで葉っぱが縮れています。
これは病気ではなく、寒さに耐えられるよう葉に厚みが出てためで、糖度が上がり旨味が増します。
今後の予定は、ジャガイモの植え付けを計画中です。
みんなで漉き込んだ堆肥の効果で、大きく育ってくれると思います。

≪花まつり奉納演奏練習≫

まずは、声が大きく出せるように楽しい準備運動。
先生の弾くピアノのリズムに合わせて、お友達と一緒に手をたたきます。
拍子によって手のたたき方が違います。
2拍子?3拍子?4拍子?

次は、ピアノのリズムに合わせて、歩いたり、止まったり、しゃがんだり。
ボールを使ったゲームもありました。

続いて、大きな声で「はなまつりこうしんきょく」を練習しました。
歌詞もしっかり覚え、お釈迦様のお誕生日をお祝いする準備は万端です。
2曲目は、歌手の熊木杏里さんと一緒に歌う「たんじょうび」です。
2番は、音と歌詞の言葉を合わせるのがとても難しかったです。
花まつりの本番で、熊木さんと楽しく歌えるように、3月も練習していきましょう。

≪阿弥陀(あみだ)様のお下がりをいただく≫

今日も元気に活動できたことを阿弥陀様にご報告しました。
阿弥陀様に感謝して、お下がりを頂きます。

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